BASICS

洗顔のやり方で気をつけたいこと|大人の肌にやさしい洗い方の基本

スキンケアの基本公開日

「洗顔なんて、学生の頃からずっと同じやり方」という方は多いのではないでしょうか。特に意識せず、なんとなくゴシゴシと洗ってしまっている方も少なくありません。

けれど、20代の頃と同じ洗い方を続けていると、大人の肌には少し負担になっていることがあります。この記事では、洗顔のやり方で見直したいポイントを、泡立て方からすすぎ・拭き取り方まで順を追って解説します。

洗いすぎ・こすりすぎが肌に負担をかける理由

大人の肌は、20代の頃に比べて皮脂の分泌量やうるおいを保つ力がゆるやかに変化していきます。そのため、若い頃と同じ感覚で何度も洗ったり、力を入れてこすったりすると、必要なうるおいまで洗い流してしまい、乾燥やつっぱりを感じやすくなります。

また、手や洗顔ネットで肌をこすりすぎると、摩擦による刺激が繰り返し肌にかかることになります。洗顔は「汚れを落とすこと」が目的で、力を入れてこすることではないと意識するだけでも、日々の負担を減らすことにつながります。

洗顔料の種類選びも大切ですが、それ以上に「どう洗うか」という洗い方そのものを見直すことが、大人の肌には効果的です。次の項目から、具体的なポイントを見ていきましょう。

洗顔料はしっかり泡立ててから使う

洗顔料は、清潔な手のひらで水またはぬるま湯を少しずつ加えながら、しっかりと泡立てることが基本です。泡立てが足りないままだと、洗顔料が肌に直接触れる面積が増え、こすらないと汚れが落ちにくく感じてしまいます。

きめ細かい泡を作っておくと、泡自体が肌と手の間でクッションのような役割を果たし、指が直接肌にあたるのを防いでくれます。泡立てネットを使うと、手だけで泡立てるより時短でしっかりとした泡を作りやすくなります。

洗顔料の量は、パッケージに記載された目安量を守りましょう。少なすぎると泡立ちにくく、こすって洗う原因になりやすいため、適量を意識することが大切です。

洗う順番と時間の目安

洗顔は、皮脂の分泌が多いTゾーン(額・鼻)から始め、そのあとに頬や口まわり、最後に目元・口元といった皮脂の少ない部分へと進めるのが基本の順番です。皮脂が少なく乾燥しやすい目元・口元は、泡をなでるように軽くのせる程度で十分です。

洗う時間の目安は、皮脂や汚れを落とすためであれば1分程度で十分です。長時間洗い続けても、それ以上汚れが落ちるわけではなく、かえって肌への負担が増えてしまいます。

「念入りに洗ったほうが肌がきれいになる」というイメージから、つい時間をかけてしまう方もいますが、洗顔は短時間でやさしく行うほうが、うるおいを守りながら汚れを落とすことにつながります。

すすぎとタオルで拭き取るときのコツ

すすぎは、ぬるま湯(体温より少し低いくらい)で行うのが基本です。熱いお湯は必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥を感じやすくなる原因になります。反対に、冷たすぎる水では洗顔料や汚れが十分に落としきれないことがあります。

すすぎの回数は、生え際やフェイスラインなど洗顔料が残りやすい部分を意識しながら、15〜20回程度を目安にするとよいでしょう。特にあごや耳の前は洗顔料が残りやすいポイントです。

洗顔後にタオルで顔を拭くときは、ゴシゴシとこすらず、やわらかいタオルで水分を押さえるようにやさしく拭き取りましょう。肌に水分がわずかに残るくらいで、すぐに化粧水などの保湿ケアに進むと、うるおいを保ちやすくなります。

洗顔のときによくある疑問

1日に何回洗顔すればよい?

朝と夜の1日2回が基本の目安です。日中に皮脂やほこりが気になる場合でも、洗顔料を使った洗顔は朝晩にとどめ、日中は汗をぬるま湯やティッシュで軽くオフする程度にとどめておくと、肌への負担を減らせます。

朝も洗顔料を使うべき?

朝は寝ている間ににじみ出た皮脂や汗が気になる方も多いですが、肌質やその日の状態によっては、ぬるま湯だけの洗顔でも十分な場合があります。皮脂が気になりやすい方は洗顔料を、乾燥が気になりやすい方はぬるま湯中心にするなど、肌の状態に合わせて調整するとよいでしょう。

洗顔ブラシは使ってもいい?

洗顔ブラシは毛穴の汚れを落とすのに役立つ道具ですが、毎日使うと摩擦が積み重なりやすいため、頻度を控えめにし、使ったあとは保湿をしっかり行うことをおすすめします。洗ったあとに赤みやヒリつきを感じる場合は、使用を控えましょう。

今日から見直したい洗顔の習慣

洗顔は毎日欠かせないお手入れだからこそ、少しの工夫の積み重ねが肌の状態に表れやすいステップです。まずは泡立てをしっかり行うこと、こすらずやさしく洗うこと、この2つから見直してみましょう。

洗顔のあとの保湿ケアについては、大人の乾燥肌の保湿ケアの基本もあわせてご覧ください。クレンジングの選び方から見直したい方は、クレンジングの種類と大人の肌に合う選び方も参考になります。

なお、洗顔後に赤みやかゆみ、ヒリつきが続くなど気になる症状がある場合は、自己判断でケアを続けず、皮膚科に相談することをおすすめします。

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、効果・効能を保証するものではありません。化粧品が肌に合わない場合は使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科医にご相談ください。